選手評価 Part.3 -FW-

 


ユナイテッドはサンチョ獲得レースで先頭を走っているだのドルトムントはいくら要求しているだのサンチョについての情報ばかりが流れてくるこの部門。もはやユナイテッドがサンチョ獲得に動いているのは公然の秘密となっている。

英国籍であり、次世代のトップタレントであるサンチョはユナイテッドにとって喉から手が出るほど欲しい人材だろうがサンチョの代替案がなかなか出てこないことは不安材料。

 


サンチョを獲得出来れば前線の残り2枠をラッシュフォードとマルシャルに、控えをグリーンウッド、ジェームズ、チョン、新CFで回せば良い。多少の人数不足は否めないが足りなくなったらリンガードやマタ、ペレイラ、フェルナンデス、ダロトを持ってくれば足りるはず。

 


加えてサンチョと同じくらい盛んに報じられているグリーリッシュはポグバやリンガード、ペレイラの後釜だろうが左のワイドのポジションでも起用可能で、ラッシュフォードやサンチョの負担軽減に一役買ってくれるだろう。獲得が実現すれば準レギュラーくらいの立ち位置になるのではないか。

ただサンチョやラッシュフォード、フェルナンデスといったチームのキープレイヤーとなるだろう選手とポジションが被る選手を補強する必要があるのかは疑問ではある。

控え前提だとしても本職のRWGの選手を獲得する方が左サイドに偏る攻撃を解消することに繋がり、チームとしてはプラスに働くのではないか。

また降格チームにいながら輝きを放っていた英国籍のエースを格安で引っ張ってこられるのはクラブにとって確かに魅力だろうがポグバが残留するのならばターゲットはグリーリッシュよりもDMにするべきで、グリーリッシュはサンチョ獲得失敗時の獲得候補の1人に留めるべきだ。

 


控えCFの補強については短期的補強としてローン中のイガロを買い取るのが1番手っ取り早く適応の問題もない。

 


この部門で1番の問題はインテルでも復活を果たすことが出来なかったサンチェスの買い手探しなのではないか。新型コロナウイルスの影響で高給なサンチェスからの移籍金を見込むだけ無駄だろう。もはや給与体系を崩すだけの存在と化しているので双方合意で契約破棄するのがお互いのためなのでは。

 

 

 

 

 

 

WG

 


ラッシュフォード

やっぱりCFでもなければ純粋なWGでもなかった。最近はscoring wingerなんて表現されていたりする。ロナウドに近いような扱いをすれば良いのだろう。

一時の不調を抜けた後は一皮剥けたようなパフォーマンスを見せてくれたが怪我により長期離脱。ルーニーが持つクラブ最多得点記録を塗り替えるために下部との試合にも出場して得点を稼いでいたと一部では言われており、ある程度の無理は織り込み済みの出場だったとすればあれは不運な怪我だったとしか言いようがない。

今季の活躍でも十分だと見る人もいるかもしれないが着けている背番号を考えるとまだ物足りない。来季は背番号に見合う活躍をして欲しい。

サンチョが来るならば来季は主戦場が右になる可能性もあるが全体的に見ればラッシュフォードを左のままにサンチョを右に置くべきだろう。

 

 

 

ジェームズ

最初はただ足の速い選手だったことを考えると随分成長したと思う。はじめはイマイチだった守備貢献も向上したし、プレスのかけ方も上手くなったと思う。数字が出ないことに批判が集まっていたが昨季は2部で戦っていた若手だということを考えればむしろ上出来だと思われる。リンガードの良いところを上手く吸収した感があるので学習能力の高い選手なのかもしれない。

守備に追われるAWBを補うためにWB的役割をこなした上でカウンター時には誰よりも速いスピードで走っているのだからもう少し評価してあげてもいいと思う。

試合中の判断を向上させることが出来ればレギュラーを目指せると思うが、現状は控えとしては超有能な選手に留まってしまっている。判断能力を磨いて殻を破るのが来季以降の課題。

 

 

 

チョン

契約延長する少し前からメンバー入りするようになり、あれ退団するのにおかしいなと思っていたら急に契約延長決まってビックリした。インテルに行ってもローンに出されるからという理由で契約延長したらしいがユナイテッドにいてもそれはあまり変わらないような気がする。サンチョが来るのか他の誰が来るのか知らないがWGの補強はされるだろうし、チョン自身にもユナイテッドのトップチームで安定した出場機会が貰えるほどの実力はまだない。来季はレンタル先で修行がベストかと。でもそれならローンに出されるのが嫌でインテル断った意味とは……?

 

 

 

 


CF

 

 

マルシャル

"帯に短し襷に長し"と表現するには帯の長さに近過ぎるのだが、加入時より課題のオフザボールや運動量はあまり改善されておらずやっぱりちゃんとしたストライカーが必要なんじゃないかなんて思わせることが度々。サイドにいるよりも最前線にいる方が弱点が見えにくいが、ワールドクラスのストライカーになるにはまだ改善すべき点がある。

フェルナンデスが加入するまで周囲からのサポートはあまり手厚いものではなかったが、自分のところにボールが来るような動きが出来ないのはマルシャルの責任。来季はサポート体制が整備されると思うので言い訳が出来ないシーズンになるだろう。

グリーンウッドが成長すれば上手く競争してくれると思うだが、身体がまだ出来上がっていないのかグリーンウッドもマルシャル同様怪我が多いのは気になるポイント。

安定して信頼出来る控えのCFが必要となるだろう。

 

 

グリーンウッド

右サイドでの起用が多かったが対面の相手を抜くことが出来ないので右サイドに置かれてもカットインからのシュートしか手がなかった。それでもカットインから何点か決めているのはシュート技術がずば抜けている証拠。

右サイドでの起用は出場時間を増やすという点以外ではあまり効果的ではなかったので来季は中央での起用を増やしてもらえるよう頑張って欲しい。過去にファン・ペルシー2世と呼ばれたとある先輩のように慢心はしないように。

 

 

 

イガロ

この歳になって夢のクラブでプレー出来るなんて本人含め誰も想像していなかっただろう。ワトフォード時代とは少し印象が違うが、求められている周囲を活かす動きをしてくれている。

単純に控えが欲しいだけなら£15mという値段的にもイガロで良いのではというのはファンの中でもかなりの割合を占めている考えなのではないか。とは言えマルシャル、グリーンウッド共に離脱が多く、実力も十分とは言い難い中で年齢的にいつ衰えてもおかしくない選手を3番手に置くのは少し不安がある。

もし彼を獲得するならば2年ほどの短期的補強としてなされるべきだろう。

 

 

 

 

 

 

案外早く終わったし、ポグバがやっぱり契約延長しそうなのでフェルナンデス、ポグバの共存についてはちゃんと書きたいなとは思ってる

 


とりあえず選手評価については以上!

さいなら